6月の今時分、あちらこちら、梅干し作り
真っ只中だと思います。
私も近くのスーパーで南高梅5kgを購入、
漬けてみました。
左写真、漬けこむ前日に水につけて
あく抜きします。
一夜明けて、いざ漬けこみに取り掛かり
ます。
熱湯とホワイトリカーで消毒した容器に、
へそ取りした梅を、ホワイトリカーに
くぐらせた後、塩→梅→塩→梅・・・と入れ
違いに、塩が下から上へ徐々に多くなるよう
に重ね入れます。
粗塩は、梅に対し18%でだいたい900g、やや減塩。(「漬けものの本」藤巻あつこ著 グラフ社 参照)
重し、ふたをして、冷暗所に保存と言う事なので、容器を新聞でく
るっと適当に巻いて置く。
3、4日すると、水分があがってきます。
シメシメ、カビも生えず、順調(^^)
この上がってきた水分は、「白梅酢」と
いって、塩が溶けて、梅から出た汁です。
これはこれで、漬物や料理に使えるみたい
ですが、私は、あえて取らずそのまま梅酢に します。
漬けこみから1週間くらいして、重しをとり
赤い梅干しにするため、赤じそを一面に敷き
詰めます。
本来は、赤じその葉を塩もみアク抜きしたも
のを入れるのですが、そこは手抜き、
スーパーですでに塩もみアク抜きしてある
赤じそが袋詰めで売られているので、それをざざっと投入。
(赤じその生葉でやったこともありますが、やっぱりその方が色づき
がよかった気がします。)
またまた新聞で容器をくるっと巻いて、あとは「土用干し」を
待つのみ、梅干し仕込み完了!(^^)v
「梅干し作り」ってめんどくさそ~っと、敷居高めに思われている
方も多いかと思います。私も何年か前、作り始めた時は、そう思って
肩に力が入って構えましたが、何回かやるうちに、上記適当にやれば
そんなに手間かからないなぁ・・・と思うようになりました。
梅酢があがってくると、お部屋にフルーティないい香りが漂い、
幸せな気分になります。
何よりもめっちゃおいしくて安全、もちろん自分で作るわけですか
ら、お値打ちです。
アク抜き入れて漬け込み自体の作業2日に、
土用干し2、3日、それも丸まる一日中かかるわけではないので
「1年に1回の梅仕事」と割り切ってやってみると、意外とできちゃ
うかもしれませんよ。
俳句では、夏の季語の「梅干し」、現在馴染みの赤い梅干しは
江戸時代に入ってからのようです。
その酸味は、レモンなどの柑橘類に含まれるクエン酸で、
疲労防止・回復、カルシウムの吸収を助ける、胃腸内の病原菌を殺
菌、繁殖を抑える効果があるそうです。
梅酢ポリフェノールがインフルエンザ等に強く、増殖抑制作用がある
そうです。
とっても体にいいアルカリ食品の「梅干し」、
初めて漬けるのを迷っている方がおられましたら、少量からでも
まず試してみてはいかがでしょうか。(^^)