この時期、基本、岐阜県羽島市のみで販売さ
れる「みそぎ団子」を買って食べてみまし
た。
羽島市内、何軒か売られているようですが、
今回わたしが行ったのは、「黄金堂」さん
です。
(上写真、右下「堂」の文字が消えててゴメンナサイ)
みそぎ団子は、はっきりいつごろから作られたかわからない
ようですが、少なくとも100年前にはあったようです。
右、包んでくださった紙に書いてあるのは、
「日本では古来より六月三十日に前半年の
罪や穢れを払い清め、後半年の無病息災を
願う「みそぎ神事」が行われてきました。
美濃竹鼻でも七月一日・十五日に提灯を
飾りみそぎ団子を食べます。米粉の皮であん
を包んだ団子を焼き甘い味噌を塗ったこの
団子を食べると病気をせず、健康に残りの半年を過ごせると
言われています。」と書かれています。
こしあんのところが多いようですが、
私が食べたのは、粒あんでした。
ちゃんと本物竹串にさしてあり、
ちょっと感動。
焼きは、両面焼き・片面焼きあるみたいで、
田楽風に甘い赤味噌がぬってあります。
黄金堂さんは、岐阜市山川醸造製豆味噌、養老町玉泉堂製熟成味醂
を使用した特製味噌だれを使用、5月13日~7月2日までの
限定販売で、1本¥160でした。
白ゴマもふってあり、味もいろいろのようです。
6月30日の市内「八剣神社」のみそぎ神事の
茅の輪くぐりと結びついて、売られるようになったようです。
7月1・15日は、門徒寺の代々祭りの日のようです。
名古屋に近いこの地域、味噌煮込みうどん、味噌かつなど、
赤味噌食文化どころですが、団子にも赤味噌なのですね。
この地域の夏の風物詩、市内の小中学校でも10数年前から
給食メニューに入っており、小学3・4年社会科副読本にも
紹介されているそうです。
「みそぎ団子協会」もあるとのことで、びっくりしました。
甘い赤味噌ダレの素朴な味のお団子、
よかったら食べてみて下さいネ(^^)